訃報・ジミー・スミス逝去

http://edition.cnn.com/2005/SHOWBIZ/Music/02/10/obit.jimmy.smith.ap/index.html
http://www.concordrecords.com/


ジャズ・オルガン奏者、ジミー・スミスが2月8日に亡くなった。享年79歳。死因ははっきりとしていないが、自然死だという。所属していたConcordレコードによると、遺作となる2つのスタジオセッションをまとめて、『Legacy』と題して2月15日に発売されるという。アルバムは彼の死に合わせて急遽発売されるものではなく、前もってリリース予定に入っていたらしい。アルバム発表後の15日より、アメリカツアーもスケジュールされていたというから、まさに突然の出来事だったのだろう。


ジミー・スミスを知らない人のために簡単に説明すると、ハモンドオルガンをジャズの世界に持ち込んだパイオニア。超絶的なテクニックで、オルガンをジャズのスター楽器に仕立て上げた。足鍵盤でベースを弾きながら、左右の手でピアノと同等の手数の演奏をすると言うことから、「ジャズ界第7の不思議」(マイルス・デイビス)とまで言われた。ピアノをフィラデルフィアのOrnstein School of Musicにて習ったと経歴にあるのだが、これはLeo Ornsteinの開いていた学校だろうか? この学校には若き日のコルトレーンも学んでいる。


ともあれ、合掌。また一人、伝説が消えた。